県立中央病院で脳死腎移植へ 県外ドナーでは初 40代男性に
日本臓器移植ネットワークは25日、広島県の病院で24日に脳死と判定された60代女性から摘出された腎臓の移植手術を愛媛県立中央病院で実施すると発表した。レシピエント(被移植者)は慢性糸球体腎炎の40代の男性。
県臓器移植支援センターによると、脳死判定されたドナー(提供者)からの腎移植手術は県内4例目。県外のドナーによる提供では初めて。
同ネットによると、脳死判定を受けた女性はくも膜下出血で、23日午後4時36分から2回の判定を受け、24日午前10時50分に脳死と判定された。臓器提供の意思を示していなかったが家族が承諾した。摘出手術は25日午前5時14分に開始。摘出された臓器の搬送が完了次第、移植手術を始める。